注意
・さこみつですが両者共女体化です・
・殿をヲタクにしています・
・左近は微妙にゲーマーです・
・でも呼び方は変わってません(殿は左近だし、左近は殿)・
・モ武将も微妙に創作して、設定上ヲタクにしています



あの、これ、半端なくキャラ壊してるので




どんなさこみつでもOKな

愛が銀河系より広いさこみつスキーの方のみどーぞ






や、これは本当に酷いんで………忠告うざくてすみません(平謝り)

















いい気分で風呂から上がって、脱衣場の着替えを置いてある籠の中を見てみれば………


大きな首輪、体にフィットした素材のインナーに、羽織のような形の上着と帯、スパッツ

そして何より


虎耳と虎尻尾が我が物顔で鎮座していた………






「とぉぉぉぉぉぉおのぉぉぉぉぉおおおっっっ!!!!!!!」
「うわっ、左近。煩………ってあああっ!!ツッコミポイント逃したではないかっ!?!」

左近がこれ以上にないほどに全身全霊の思いを込めて、脱衣籠片手に居間に突撃をかけたら、
当の本人は呑気にも……というか、何時もと同じく、テレビ画面とにらめっこをしていた。
テレビ画面の中にいるキャラがシリアスなシーンなのに、台詞がアホくさいいい間違いをしている。
ちょっと前に出たゲームで、最近の三成のお気に入りだ。(一度全クリしたので、現在絶賛二週目中)

「ツッコミなら今から左近が存分にしてあげますからご心配なく」
「俺にやってもこれ以上は偏差値上がらないから無駄だぞ、左近」
「黙らっしゃい!!!」

思わずゲーム中の主人公のようにツッコんでから、左近は突撃をかけた理由を思い出し、口を開いた。

「殿、俺の服を返して下さい。というか返しなさい」
「服なら脱衣場にあっただろう」
「あれはねぇ!服じゃなくてコスプレ衣装ってーんですよっ!!!!」

そう言い切ると、左近は抱えていた籠を三成の目の前に置いた。
中をチラリと見やって、三成は一言。

「着ればいいではないか。というかバスタオル一枚でうろつくな、はしたない」
「殿が左近に服を返してくれれば、こんなはしたない格好でうろついたりしませんよ」

溜め息をつけば、大筒の砲丸クラスの反則的な巨乳が、合わせてだぷんと揺れた。
自身と真逆のコンプレックスでもあるその乳にか、それとも話が通じない左近自身に対してか、
どちらとも判別がつかないが、三成は苛立ったように鼻を鳴らして、左近に言った。

「何が気に入らないんだ、左近」
「何がって殿が左近にこんなコスプレをさせようとするのが嫌なんですよ」

よりにもよって普通のコスプレ、セーラー服とかナース服ならともかく、年齢指定PCゲームのキャラなんて………

という言葉は流石に飲み込んだが、三成はいまいちわかっていないのか、不思議そうに首を傾げたまま固まっている。
そして

「………ああ、カルラゥ○ツゥレイの正装の方がいいのか?」
(話が根本から通じていないッ………!!!)

出された問いに思わず素でネットでお馴染のorzのポーズをとる左近。
や、その見事な乳もシルエットになるだろうからopzとでもいう方がいいかもしれない。

「獣の耳なんてこの年で付けられるわけないじゃないですか……」
「大丈夫だ、う○われ世界ではケモ耳がないハク○ロの方が珍しい」
「殿、いくらヲタクで乙女ゲーどころかエロゲーやろうが、美少女フィギュア集めようが、メイド喫茶に通おうが止めませんので、
 頼むから二次元と現実をごっちゃにしないで下さい」

虚ろで若干生気のない瞳で三成を見上げると、三成は

「愚かな……二次元は三次元にしたら萌えないだろう

と真剣な瞳で返してきた。



それから どした♪





「というかですね、なんで左近なんですか?」

とりあえず隠してあった下着とTシャツを着込んで、左近は呆れた声のまま聞いた。
(以前にも似たような事があったため、左近は最低限のものを部屋の中に隠している)

「なんでとはどういう事だ?」
「いや、これなんですがね」

そう言いつつ、左近は放置されたままの脱衣籠の中にある虎耳を取り出す。

「俺なんかより殿の方が似合うでしょうに」

そう言って、左近は自分から見て三成に重なるように、虎耳を持ち上げる。
三成のじぃっとその行動を見つめている姿は幼く、耳を付けても虎と言うよりは仔猫だ。
暫くは左近の行動の意が掴めなかったのかきょとんとしていたが、
その真意がわかるや否や三成は左近の手から虎耳を奪った。

「わ……っ、ちょっと殿、危ないじゃないですか」
「何してる貴様」
「別にいいじゃないですか、減るもんじゃないし。とっても可愛いですよ」
「ふん、愚かだな」

どこから取り出したのか、何時も持ち歩いてる扇子で
左近の頭をチョンと叩いてから、バッと扇を開いて高らかに宣言した。

「俺は狐と兎が似合うのだよ!」
「あー、そーゆう…………ってちょっと殿ぉぉぉぉぉぉおおぉおお!!??!?

その発言に気のない、実に日本人的な答えをした左近だったが、
発言の内容を理解したと同時にあらん限りのツッコミ魂を発揮した。

「何、綺麗な顔して宣言してるんですかアナタはっ!!

 というかその発言の真意はなんです!?

 誰かがそう言ったんですか!??」

「紀ノ介と弥九朗だ」

しれっと答えられたそれは三成の幼馴染みで、
左近からすれば三成の育て親なんかよりよっぽど厄介な兄貴分達の名前。

「紀ノ介は狐、弥九朗は兎が似合うと言っていたから間違いはないはずだ」

………ちなみにその二名が三成をこの道に引きずり込んだのは言うまでもない。

「…………猫も似合うと思いますが」
「似合うらしいが、最近世間に氾濫していて価値が下がってるからな。猫耳は」

俺は安くないのだよ!
というように鼻で笑って、軽く胸を反らす。
だが巨乳の左近と比べなくても、とぼしいその胸元は寂しい事この上なくて、左近はそっと視線を外し、
心の内で『これからは胸を重点的に攻めてやろう』と現実逃避気味に考えた。



それから また どした♪





「で、殿………どうしても、どーーしてもっ、この左近にコスプレをさせたい、と……?」
「俺は出来ぬと言われて引き下がった事はないのだよっ……!!」

現在、平行線のやりとりに対して長くない我慢が切れて、
無理矢理にもつけようと動いた三成と、それを力業で必死で止めている左近という状況になっている。

「頼む、左近っ…俺は……俺はっ!!」
「いくら殿のお願いっていっても嫌です、というか無理ですって!!そんなファンシーグッズは殿が着けてこそ似合いですっ!!」
「だから俺は兎と狐しか着けないのだと言っただろう!」
「でしたら狐でそのコスプレすればいいじゃないですかっ!!
「狐だったら○ルラにならんだろうがっ!!ギリヤ○ナを舐めてるのか貴様はっ!!?」
「知りませんよ、んな事はあっ!!!」
「左近は絶対、虎耳虎尻尾が似合うからカ○ラコスをするべきなのだよ!!」
「そういう話でしたら普通に殿がコスプレをするべきでしょう!
 コスプレの意味わかってます?コスチュームプレイですよ、コスチューム、プ・レ・イ!!
「別にネコだけじゃなくて、タチ側だってコスプレするだろうが!お医者さんプレイで白衣と聴診器とか!!」
「こんなアイテムつけて攻められますかっ!!!」
「捕食獣プレイだ普通にありだろう!!?」
「なしですっ!!!!」

ギャアギャアと大人気なく攻防を繰り返していて、
段々すさんでいくのがわかるのだが、互いに譲れない一線でもあるためどうしようもない。
左近は自慢の軍略をフル回転させ、状況打開の策を練り出す。

「………殿、こうしていても仕方がありません」
「………ふんっ、やっと観念したか、左近……」
「…………交換条件と参りましょう、殿も左近が望むコスプレをして下さい」
「何だそんな事か……よかろう、何だ?
 セーラーかブレザーかナースか?メイドだろうがスッチー、ミニスカポリスでも何でもやってやろう」

左近の出した条件を聞いて、三成は勝ち誇ったように笑って承諾した。
途端、左近の眼力が鋭く増し、電光石火の早さでゲームソフトを纏まっている一角から
一本のゲームを抜き出して三成につきつけた。

「……こちらの女忍びのコスプレを」
「……………………は?」

三成はその一言の後、固まったままでその瞳に左近が差し出したパッケージを映す。
そのパッケージに書かれたものは

「………SIM○LE 2000シリーズ・THE ○武者?」
「はい、殿にはこの格好をしてもらいます」

中を開けて、取り出した説明書のキャラ解説を見せる。それを見て、三成の顔が引きつった。
「…………左近?」
「何ですか、殿?」
「何ですか、じゃないだろう!!?
 お前は俺に、こ、こんな破廉恥な格好をさせるというのかっ!!?!」

そう顔を真っ赤にして叫び、取説を左近へと向ける。
そこには赤茶けた髪の今時の女子高生のような少女が、かなり扇情的な格好をしているイラスト。

「何でゲームのくのいちってエロい格好が多いんですかね?そういうゲームよりエロくさいですよねぇ」
「話をそらすな、左近!」
左近の戯言にも掛け合わずに、三成は涙目になって小さな声で言った。

「……と、いうか………す、スタイル的に無理だろう………」
「あ、先に言って置きますが、詰めモノ不可ですから」
「はあああ!?!」

その言葉にすっとんきょうな声を上げる三成を見て、左近はニヤと悪人臭い笑みを浮かべる。

「せいぜい恥ずかしがってくださいよ?」

そっちの方がヤリ甲斐がありますしね

そう耳元で囁けば、青とも赤とも言いがたい不思議な色彩を顔に浮かべながら、三成は左近を見上げるだけであった。


………二人の時間は、まだ始まったばかり………








後書き


2007年7月の拍手お礼でした。
お礼のはずが嫌がらせになってる罠。



やー、前から女体化左近にはカルラコスが似合うと思ってまして

女体化左近にカルラコスを勧める三成→ヲタク殿っておもしろくね?→となると三成にも渓コス勧めたいなぁ…→



結論:もう皆女体化ギャグでいいや!!


という図式です(どんな思考回路!?)





作中のキャラの補足

・三成
重度のヲタク。乙女ゲ・ギャルゲ・エロゲと思考自体は結構男性向け。腐女子ではない…多分。
メイド喫茶通いはともかくフィギュアとかは好きそうだ。
ゲームは基本恋愛シュミレーションとB級RPGプレイヤーでキャラ萌え・世界観重視。
アクション系は苦手ですぐ死ぬ。頭脳系ゲームは頭がいい事もあり、放っとくと神になれる。
三成はコスには愛より完成度を求めるタイプです。きっと学生服のコスは25歳までとか言ってる。
ので渓コス嫌がったのは、自分の乳の大きさじゃあのコスにならないって理解しているから。
やるのが嫌というより、あのビジュアルにならないからやるのが嫌、というどこかズレた思考回路(天然)の持ち主。



・左近
一般人だったが三成の影響に軽度のゲーマーになってしまった(笑)
でも三成のいないときの暇つぶしにやる程度。あるいは三成が構ってくれないときの暇つぶし。
三成とは違いアクション系が好きで、敵をバカスカ鮮やかに散らす。
恋愛シュミレーション系は興味がない模様。三成がやってるのを横で見て、内心でツッコんでいたりする程度。


・紀之介&弥九郎
三成が可愛いくて仕方ない兄貴分で左近に取っては姑(笑)重度のヲタクで大手サークル主催者。
崇められ度はドージン○ークのジャステ。スクラスで(それ神クラス)
三成が男性向けOKなのは、この二人から入ったからです。
ジャンルは固定なしで、ゲームも固定なし。
ゲームに関して、紀之介は「げんし○ん」の高○みたいな存在だと思う。
二人とも兼業同人作家で紀之介は会社員、弥九郎はアパレルショップ経営。
ちなみに左近の衣装は弥九郎手製(本当どうでもいい裏設定)



作品はわかる人にはわかると思うのでとりあえず割愛。わからなくて知りたい人は連絡ください。



とりあえず、書いてて激しく楽しかったです。オチ決まんなくて丸投げたけど楽しかったです。…ごめんなさいOTZ





07/08/01/up



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