LifeCapsule “Loving” 恋する少年には敵が多い 仲間たる友人も、彼女の同僚も 彼にとっては恋敵である だが、何と言っても 一番の強敵は (…………何でこんなに鈍いんだ?) 愛する彼女自身だ B6の誰か→悠里 悠里ちゃんの鈍さは乙女ゲー仕込(謎)、頑張るのだ青少年! 七瀬 瞬には職業病とも言える悪癖がある。 その悪癖とは、歌詞を考えている際に無意識にその考えを口にしてしまうという事。 そんな時、瞬の口から出てくる言葉は十中八九、 女なら頬を赤らめ、男なら顔を青ざめるような、常人では素面ではまず言えないほどに甘い台詞。 だが、瞬の最愛たる彼女曰く 「瞬君のアレが恥ずかしくないかって? そりゃあ………全く恥ずかしくないわけじゃないけど、 でもいつも私に囁く言葉の方があれ以上に………凄いわ …………………嬉しいけど」 ………訂正しよう。 七瀬 瞬の悪癖は職業病でもなんでもない。 ただの地だ。 瞬×悠里 ミュージシャンの本気口説きなんだから、素で糖分過多の恥ずかしい台詞だと思う。 生徒は思う。 彼女の同僚のあの教師は 彼女から相談などをされ、尚且つ頼りにされてずるい、と。 教師は思う。 彼女の担当のあの生徒は 彼女に心配され、尚且つ彼女と一対一の時間を公に取れてずるい、と。 B6→悠里←T6 互いに互いのポジションが羨ましく思ってるがよいさ! 「瑞希君ってトゲーと話せるようになる薬とか機械って作らないの?」 「…………どうして?」 「だって瑞希君とトゲー、二人だけでお喋りしてずるいわ。私もトゲーと話してみたいもの」 「………先生には僕が通訳する。だから、必要ない」 「……毎回?瑞希君、面倒じゃない??」 「毎回。ちっとも面倒じゃないから、大丈夫」 むしろ恋敵が増える方が面倒 後ろで必死に懇願する友人の声をあっさり裏切って瑞希は笑った。 瑞希→悠里←トゲー 異種族恋愛いいじゃない!(待て) 聖帝学園の中等部から高等部に、新しい女性教諭がやってきた。 何分、聖帝の高等部には生徒なら様々な意味で名高いB6、 教員なら美形教師集団とうたわれる6人衆が存在するが、揃いも揃って全員、男。 そう、どんなに麗しかろうが、どんなにゴージャス美形であろうが、男なのである。 生徒はともかく、女性教諭はどれもこれも皆オバさ……… …幾分かお年を召された女性が多かったため、職員室には花がなかった。 そりゃあもう、サハラ砂漠並に花がなかった。 教師だって男だ。 流石に高校生の生徒の様に何にでも盛れると言う訳では… ……若干一名を除いて、ないけれども、 若くて、可愛い女教師がくれば、問題児達を押し付けたという後ろめたさが手伝わなくても、 困っていたらちょっと手伝ってあげよっかなー?とか、 ちょっとお願いされれば、よしよし任せていただきましょう! となっちゃうのは仕方がないわけではあるが………… 「………………だからと言って、コレを食べたのは……」 彼女が自ら作ったウニ型のチョコ(本人曰くハート型)を見て、聖帝の美天使は言った。 「清春君なんかより、悠里先生の方がよっぽど小悪魔ですねぇ」 T6(−衣笠先生)→悠里 ラーブイーズブーラインドー♪(恋は盲目) いい音楽に恋愛はつきものである。 つきものではある、の、だが………… 「おいっ!シュンが何処いるか知らないかっ!?」 「どうしたの、ユージ?血相変えて……」 「楽屋にいないのか?」 「いないからオレがこんなに慌ててるんだよっ!! ラスト飾るって事、忘れてるのか、アイツ!?」 「あ、シュンならさっき俺、見たー」 「!? 本当か、翔太!!?」 「ああ。悠里ちゃん今日、客席にいただろ? 身の程知らずに絡まれてるの見付けて、猛然と楽屋裏から出ていったぞ? いやー、相変わらず気持ちがいい位にベタ惚れだよな、シュン」 「シュンーーー!!!」 同時に他者の苦労もつきものである。 瞬×悠里&新制ヴィスコンティ面子 新制ヴィスコンティが大好きだー! 以前拍手にて『ユージ君苦労しそうですね(笑)』と仰ってた貴方に勝手に捧げます。 同僚の特権 「マーイスゥイーツハーニー、仔猫ちゅわあ〜〜ん!!今ゲフッ………!!」 「………全く、騒々しい………南先生、無事だね?」 「葛城先生には俺等がキツく言っとくから安心してくれや」 「全く………聖帝学園の教師ともある人が………嘆かわしい」 「ふふっ………いい加減、学習して懲りればいいのですけどねぇ…… ところで悠里先生、今晩お暇ですか?」 「今日、他の先生達と飲み会するんだけど、南先生もどう? 安くて美味しい店、見付けたんだー!先生も是非!!」 教え子の強み 「先生っ!Come on!!」 「今、俺等で勉強会してるんだけどさ」 「………全員の答えが違って、色んな意味で混沌状態だ」 「センセが教えてくれたら、ポペってわかるのにな〜」 「今日しかオレらの都合合わねェんだよな〜 つーかぁ、お前はオレらの担任だしー?優先順位はトーゼン!第一だよなァ??」 「…………先生…教えてくれる……?」 B6→悠里←T6 時には手を組み団体戦も 「瞬君の髪ってサラサラしててすっごい綺麗よねぇ」 「………そうか?」 「そうよ。女の私が見てもうっとりしちゃうような綺麗な髪だもの。 長いのに枝毛もないし………ねね、ちょっと触っちゃ駄目?」 「…………好きにしろ」 「わ、やったあ!……………うわぁ、サラサラー…綺麗ー」 彼女の手に、指に、絡むは真緋の髪。 この髪が運命の赤い糸なら、貴方を雁字搦めにして離さないのに そんな不毛で物騒な願いを心の底に押し込めて、瞬は目の前の問題に取り掛かった。 瞬→悠里 長髪を見たら三つ編みにしたくなるのは乙女の性だと思います。 「あ、そーだっ。ねぇせーんせっ、これつけてみてつけてみてっ!!」 「きゃ、ちょっと悟郎君……!?」 B6の皆と美形教師陣の先生方と皆で会談していると、 いきなり悟郎君がそう言って抱き付いて、有無も言わさない速さで私の頭に何かをつけた。 感覚からしてカチューシャのようだけど…… 「悟郎君、これは一体…?」 「きゃ〜〜☆センセ、ポペラかわいいっ!!!すっごい似合うよっ!??」 そう言ってぎゅ〜〜〜っと抱き付いてくる悟郎君。 質問に答えてないじゃないの…と思いつつ、ぽんぽんっと背中を叩いてあげて、 他のB6のメンバーや、先生方を見てみると…… 「………?」 真っ赤になって口元やら、鼻やら押さえてたり、 目を見開いたまま時間が止まったように固まっていたり… 反応は人それぞれだけど、とりあえずほぼ全員、私を凝視して何か呆然としてるんだけど…何で? ちなみに例外は衣笠先生で、いつものようににこにこと微笑みながら、私から悟郎君を剥がして 「さすが風門寺君、イラストが上手なだけあってセンスがいいチョイスですねぇ」と悟郎君を褒めてる。 ……さっぱり状況がわからない。 時間が止まったような沈黙に耐え切れなくって、私はちょっと脅えながら皆に聞いてみる。 「え……と、あの……何か変、です…か?」 ちょっと緊張してるせいか声が震えてるのがわかる。 首をちょっと傾げると頭の上の方でうわんと揺れた。 ちょっと悟郎君、本当何したの……!? あ、やばい。ちょっと涙目になってき… 「「「「「「「「「「――――――ッッッ!!!!!」」」」」」」」」」 突然、悟郎君と衣笠先生以外の皆が、顔を真っ赤にして――― さっきから真っ赤な人達はもう倒れないのが不思議よね…、 私から180度回転するとものすごい勢いでダッシュして行ってしまった…。 あ、鳳先生は葛城先生の首根っこ掴んで無理やりだわ…… ……ていうかあの二階堂先生や瑞希君まで廊下を猛スピードで走るって何事なの本当!?!? ………思わず呆然としてた私の耳では、残った二人の言葉は意識するまもなく、スルーしてしまった。 「わー、ツバサもハジメもシュンもキヨもミズキも、先生達もポペラダッシュだ〜。すっご〜い、はっや〜〜い」 「ふふっ。やっぱり、男の浪漫ですよねぇ。バニーちゃんって」 B6→悠里←T6 Lied様の絵茶中の会話で浮かんだネタ。耳つけた悠里ちゃんハァハァ(*´Д`) ウサ耳+小首傾げ+上目遣い、トドメに涙目で見つめられた男性諸君、いい夢みたな! |
07/04/27/up
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