海と指輪と潮干狩り・2
オジィと私はのんびりとお茶を飲んであの連中を待っていた。
私の格好はどうみても怪しい。
麦藁帽子で。
黒いサングラスで。
淡い青のワンピース。
「ねぇ〜〜、オジィ。そろそろ来るかなぁ」
オジィはプルプル震えている。(いつものことだ)
同意ととっていいのかな?
「「「「「「オジィーーーーーーーーーーーーー!!!」」」」」」
おぉ!!あの軍団は!!
「はぁはぁ・・・オジィ無事か!!」
「無事みたいだな。」
あぁ、懐かしいなぁ・・・。
そうジィと見ていると爽やか青年が隣にやってきた。
「君がMだね。・・・・お久しぶりかな?」
「やっぱり分かった?虎次郎」
クスクス笑うとやっぱりと懐かしそうに微笑む虎次郎。
おつ、他の人も私の方にやってきた。
「どうしてこんなことしたんだ!!」
「というか誰、君?」
・・・・・ふっ。忘れてんのか、私の事。
「君たちに会う為だよ。だからオジィに協力してもらったのよ」
ねぇとオジィに聞くと小さくプルプルと頷いた。
「なんでぇ・・・気付かないのぉ?」
「「「「は?」」」」
オジィがそういうと呆然とした表情をする一同。
私と虎次郎はクスクス笑っていた。
「えっと・・・君俺たちと会った事あるのか?」
「・・・・・・・・・・・気付かない?春風。」
にっと笑ってサングラスをとって、帽子を外す。
これで気付くだろう。
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
「あ〜〜〜〜〜・・・、ごめん分からない;;」
おい。
「虎次郎〜〜、こいつらひどいよぉ〜〜;;」
「まぁまぁ。髪も伸びたし、身長も伸びただろ?」
「皆の方がでかいもん!!!(泣)」
こいつら、長い付き合いのくせにマジでわかんないのか!!!
オジィだって、虎次郎だって分かったのに!!
「・・・・・(怒)」
ジロッと見るとうっと冷や汗をかいている一同。
それをクスクス笑って見守っている虎次郎。
「名前教えたらすぐわかると思うよ?」
「・・・・そうだね。はぁ〜〜〜。」
深い溜め息を出してからニッと笑う。
「私の名前は深水美睡よ。」
これでわかんなかったらマジ泣いてやる。
「「「「「・・・・・・・・」」」」」」
「「・・・・」」
「「「「「「えぇーーーーーーーーーーー!!!?」」」」」」
う・る・さ・い(にっこり)
「えっ、み、美睡なのか!!」
「そうだよ、ヒカル。あんた一番付き合い古いはずよね・・・」
「美睡ねぇちゃんって、5年前引っ越していったあの美睡ねぇちゃんだよね!!」
「そうだよ。剣太郎、あのってなにさ。あのって。」
「お久しぶりなのね。みっちゃん」
「ん〜〜♪お久〜、まっちゃん!!」
「大きくなったなぁ・・・」
「りょ・・・木更津兄。そっちのほうがでかいから」
にこにこと笑って握手する。
ふと、後ろをみると怒っている事丸分かりの春風がいた。
こ・・・こわっ・・・
「は・・春風」
「お前・・・、普通に連絡することは出来ないのか!!」
ビシッ
春風のチョップが私の頭にあたる。
痛い・・・。
「うっ・・・・・・ごめんなさい;;」
「まぁ・・・いいけどさ。おかえり、美睡」
・・・・・・・・・・反則だよ、春風。あなたに恋する乙女(ここ強調)にそんな笑顔むけちゃぁ・・。
「うんっ!!ただいま!!!」
美睡さんのいらない感想
春日さんから「海と指輪と潮干狩り2」を頂きました。
忘れ去られてるよ・・・(笑)ヒロインがかわいいというかおもしろいというか・・・簡潔に一言で言うならば、好きです(え、私の分身のはずなのに)
この先どうなるのか予想と言うか予測不能(をい)なので、楽しみに待ってます♪
春日さん、ありがとうございますVv そして、続きがんばってね〜〜^^
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